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ごぼう茶について
ごぼうは日本人なら誰もが知る食材として昔から利用されている根菜のひとつです。
健康茶としても注目されており、「ごぼう茶」も一度は耳にしたことがある方も多いと思います。日本では、ごぼう=健康に良いというイメージがありますが、実際に食物繊維を豊富に含んでいることをはじめ、体に良いことが沢山あります。
そして日本だけでなく、ヨーロッパでもごぼう茶は昔から飲まれており、ヨーロッパでは「バードック(ルート)」と呼ばれ浄化に良いハーブティーとして親しまれてきました。ちなみにヨーロッパでは、日本のようにごぼうを料理に使われることは珍しく、食材として使用する習慣はあまりないそうです。
ごぼう茶のプロフィール
名前 | ゴボウ |
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学名 | Arctium lappa |
科名 | キク科 |
和名や別名 | バードック、バードックルート |
主な産地 | 日本、ヨーロッパ、アジア |
使用部位 | 根 |
主な成分 | 水溶性食物繊維(イヌリン)、不溶性食物繊維(セルロース、リグニン)、サポニン、カリウム、リン、アスパラギン酸、クロロゲン酸 |
作用 | 利尿、浄化、抗酸化、腸内環境改善 |
注意点 | キク科アレルギーの方はご注意ください |
ごぼう茶の効能・効果
ごぼう茶はごぼうの根を使用しており、食物繊維を豊富に含んでいます。
腸内環境を改善する働きだけでなく、老廃物の排出や、むくみ予防やダイエット、美容など身体に嬉しい働きがたくさん期待されている健康茶の一つです。
腸内環境の改善におススメ
ごぼうといえば、食物繊維が豊富に含まれることはよく知られていますが、水溶性の食物繊維は水に溶け出してしまうため、お料理する場合、調理法によってはうまく体に取り入れられていない可能性もあります。
しかしごぼう茶だと、お湯に溶け出た食物繊維をそのまま飲んでする摂取することができます。
食物繊維は腸の中で善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やして便秘解消のお手伝いや腸内環境を整える働きが期待できます。
体内の毒素排出、浄化におススメ
ごぼう茶は利尿作用があり、むくみが気になる時に体内の余分な水分の排出をサポートしてくれます。
また浄化作用に優れており、体内に溜まった老廃物や毒素の排出をする働きも期待できます。
ごぼうの皮に多く含まれるサポニンという成分はポリフェノールの一種で、血液をきれいにする効果が期待できます。
湿疹や肌荒れが気になる方や体質改善をしたい方に、血液を浄化して体の内側からきれいにしてくれるおススメのハーブティーのひとつです。
おススメの飲み方やブレンド、利用法
シングルで通常の飲み方
<カップ一杯分> ティースプーン2杯に熱湯を注ぎフタをして3~5分蒸らし、こしてから飲む。
初めて飲む場合は3分くらいにして、お腹の様子をみて時間を調整しお好みの濃さにしてみるのがおススメです。
ごぼう独特の香りと風味が味わえます。
お腹スッキリブレンド
<ごぼう+ダンデリオン(たんぽぽ)>
ごぼうだけでも効果は期待できますが、同じくデトックス効果の期待できるダンデリオン(たんぽぽ)とブレンドすることで、更に高い効果が期待できます。
お腹がデリケートな方は、控えてくださいね。
<ごぼう茶を丸ごと>
ごぼうに含まれる食物繊維は、水溶性と不溶性どちらも含まれています。
水溶性の食物繊維はお茶にして摂取できますが、不溶性の食物繊維は水には溶け出ないため、ごぼう茶の出がらしを、丸ごと食べて取り入れる方法があります。
例えば、出がらしを炊き込みご飯の具材にしたり、味噌汁や野菜スープに入れたり、お醤油で炒め煮にしてみたり、出がらしじゃなく使用前のゴボウ茶をそのまま使っても構いません。色んな和食との相性が良いのでぜひお試しをしてみてください。
ごぼうの粉末タイプも販売されているので、それならお湯に溶かすだけで水溶性の食物繊維も不溶性の食物繊維も両方を手軽に取り入れることができます。
デトックスにおススメブレンド
<ごぼう+ネトル+レッドクローバー>
浄血作用や浄血作用におススメのハーブ、ネトルに、毒素排出や体質改善をサポートしてくれるレッドクローバーのブレンド。
三種類とも、デトックスや体質改善に効果的なハーブとされており、体の中からきれいにしたい方におススメのブレンドです。